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路面の凍結が冬季の踏切事故を呼ぶ
師走になり、寒さで朝晩の冷え込みも厳しくなってまいりました。
この時期に気をつけたいのが路面の凍結にともなうスリップ事故です。
過去には1月下旬に石川県で強い寒波で強風と雪が降り続く中、踏切に侵入した大型トラックのタイヤが空転し、荷室の側面に6両編成の特急列車と衝突するという事故もありました。
雪道の踏切通過はとくにていねいな操作で
命の危険に直結する踏切事故。
まず大切なのは踏切でのトラブルを未然に防ぐことです。
・冬季は運転前に天気や気温、路面状況などを十分に把握する
・状況に合わせた準備や行動を行う
・雪道ではスピードは控えめにする
・急発進、急ブレーキ、急ハンドルなど「急」のつく操作を避ける
・時間にゆとりを持って車間距離を十分に取る
といったことを積雪・凍結時の運転では心がけ、
踏切進入の際に
・凍結しているところがわかりにくいブラックアイスバーンを意識する
・踏切手前では余裕をもって減速する
などを意識し運転することを心がけましょう。
JAFMate2020 1号
事故ファイル Vol.207より文章一部引用